
リヒテンシュタイン公国は1719年に当時のリヒテンシュタイン侯爵、アントン・フローリアン侯が神聖ローマ帝国カール6世より侯国成立の勅許を得たのが始まりです。第一次大戦後に侯爵家の主君であったハプスブルク家が退位した後も侯国として存続し、今日まで約150年にわたって代々侯爵が君主、あるいは国家元首として国を治めてきました。
リヒテンシュタインの公用語はドイツ語、人口はおよそ3万8千人で国土は約160平方キロメートルです。国土面積は日本で例えると小豆島か琵琶湖ほどで、世界で6番目に小さな国として知られています。切手で有名ですが金融立国としての側面も持っており、国民一人当たりGDPは日本円にして1000万円以上、世界第二位とも言われるほどの豊かさを誇っています。またワイナリーや風光明媚なスキーリゾートもあり、小さいながらも様々な魅力を持った国です。
リヒテンシュタインはスイスとオーストリアの間に位置しているため両国の中心都市から少し離れており、アクセスは便利とは言えませんが、ヨーロッパ訪問の折に時間がある際は是非お立ち寄りいただければと思います。リヒテンシュタインへのアクセスについてはリヒテンシュタイン侯国へ行くにはのページををご覧ください